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アフターライフ(2009) [ホラー・オカルト]

アフターライフ(2009)

原題 After.Life
監督/脚本 アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
出演 クリスティーナ・リッチ / ジャスティン・ロング
   リーアム・ニーソン


小学校の教員をしているアンナ(クリスティーナ・リッチ)は、プロポーズをしようとしたポール(ジャスティン・ロング)が別れを切り出そうとしているのだと誤解して店を飛び出し、交通事故に遭う。
目を覚ましたアンナは葬儀場の地下室にいた。
死者の見た目を葬儀用に整えるエンバーマーのディーコン(リーアム・ニーソン)は、アンナはもう死んだのだと言う。
地下室に閉じ込められ、死んだことを受け入れろと言われたアンナは・・・・。

クリスティーナ・リッチ、久しぶり。と思って見てみました。

死者と遺族が葬儀までに死を受け入れるまでの葛藤や人生模様を描いたホラーファンタジー。
なのかと思っていたのですが、ディーコンが生者を生きたまま埋葬する話?
それにしては死んでるっぽかったしな、どっちなんだろう?
と途中で惑わせる描写もありつつで、面白かったです。

ディーコンがおかしいのか、本当に死者と話す能力があるのか、
どの部分が妄想でどの部分が現実なのか、妄想だとしたら誰の?
ディーコンの? アンナの? ポールの?
というちょっと不思議な話でした。

・アンナの生徒、ジャックもディーコンと同じように死者と話せる能力がある
・ジャックの母親が死者のような見た目
・ディーコンは「最初に会話した死者は、自分の母だった」とジャックに語るシーン
から、見たまんま普通に死者が死を受け入れるまでの話なのかなとも思うのですが。

だとするとアンナが埋葬されて棺桶を内側から叩いていたのはポールの妄想? アンナの現実?
アンナが棺桶を叩きすぎて自分の指が血塗れになっているのに気づくシーンがあるのですが
ポールが助け出したときのアンナの爪は血塗れになっていて、じゃあポールの妄想ではないってこと?
アンナの指が血塗れなところからがポールの妄想?
ディーコンが、アンナに仮死状態になる薬を注射していたのはなぜ?
アンナの吐息が鏡を曇らせたのを、ディーコンがさりげなくも素早くそれを拭っていたのはなぜ?

と、まあ、どの可能性を採用しても、どっかしら微妙に矛盾が生じるのですが、解釈の余地があって楽しめる映画でした。
リーアム・ニーソンの声はいいなあ、リーアムかっこいいなあ。
ってこの間も思った気がするのですが、そうか、クロエを見たのか。
今回も、リーアムと、おでこがち、おめめがちな美少女の組み合わせ、眼福でございました。

あと、作中にかなり死の暗示的な赤い色がたくさんでていましたね。
シャワー中に鼻血が出るシーン
髪用の赤い染料を洗ったときの血のような色
彼のシャツにこぼれる赤ワイン
生徒がアンナの訃報記事を切り抜くはさみの色、
アンナの着ていたキャミワンピの色
彼の車の色
(これは関係あるのかわからないけど、アンナの私物の傘の色)

見直したらまだほかにもあるのかも知れないので、見つけてみてくださいwww

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