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マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生(2006) [ホラー・オカルト]

原題 All the Boys Love Mandy Lane
監督 ジョナサン・レヴィン
出演 アンバー・ハード ほか

あらすじ
学校1の美少女マンディ・レインを含めた高校生男女6人が、仲間のひとりの別荘でパーティーをするが、そこに殺人鬼が現れる。


まず、原題がいいですね。
All the Boys Love Mandy Lane
男はみんなマンディ・レインに夢中。
てなもんでしょうか。

血まみれ金髪女子高生という邦題も語感がよくていいですね。
しかもあほっぽくて、ああ、これはどうでもいい映画なんだなっていうことを良く表しています。
チープな感じに非常に期待が持てます。

主演、マンディ・レイン役のアンバー・ハードは、このあいだ見た「ザ・ウォード/監禁病棟」の主演の子です。

6人の高校生にプラスして、別荘の管理人のガースという人が出てくるのですが、この人がなかなか私好みのいけめんでした。
元海兵隊という設定なのですが、海兵隊というよりはカウボーイって感じがしました。
しかしあんな広い敷地の別荘に、ひとりで住むとか怖すぎる……。
ホラーとか関係なく怖いわ、無理。

で、B級ホラー映画らしく、ちゃんとエロもありますし、金髪女子高生はちゃんと血まみれになりますし、申し分のないホラー映画だと思います。

犯人は案の定、仲間はずれにされていたエメットなのですが、
マンディに相手にされなかったストーカーがキレたのかと思ったら、どうやらエメットはマンディの指示で動いていたようなのですね。
物理的に血塗れというよりは、血に飢えた女子高生、という感じでしょうか。

冒頭のシーンを見直すと、廊下で座っているエメットをマンディが誘っていて、エメットを特別扱いしているのがわかるので、それが伏線になっているのでしょうかね。
プールで人が死んだのもマンディが望んだこと、少なくとも、エメットがマンディを喜ばせるためにやったことなのだと思って見ると、またちょっと違って面白いです。

ガースが気に入ったから、もうエメットを飼い慣らす必要はなくなったのでしょう。
高校は卒業したいの、というセリフは、ガキっぽいバカどもは相手にしてられないわ、ということなのかな。
それとも、「君のおかげで助かった」と恩を着せたガースに、次の惨事を起こしてもらうつもりなのでしょうか。

他の女子ふたりは、派手好きで遊んでるっぽい印象の裏で、思春期っぽい悩みを抱えている感じの描写があったので、マンディにとっての悩みの象徴というか鬱屈とした思春期の象徴が、殺戮だったのかなと思えなくもないです。
が、まあ所詮、B級ホラーですからあまり考えても仕方ないのかも知れませんが。
きれいにまとまっていて、攻守バランスのいい作品だったと思います。

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