ダークネス(2002)

原題：Darkness
監督：ジャウマ・バラゲロ
出演：アンナ・パキン
　　　　イアン・グレン
　　　　レナ・オリン

スペイン／アメリカ映画です。
オカルト系のホラー？　サスペンス？って感じの作品

スペインで子どもが誘拐され殺される事件が起こった。
唯一の生存者の少年は混乱していて事情聴取もまともに出来ないまま事件は迷宮入り。
父親の持病が悪くなったので父親の実家のあるスペインに引っ越してきた主人公たちの身に日食を前に、色々な怪奇現象がおきはじめる。
どうやら家に秘密があるらしい。



オカルトっていうから悪魔とかそういう系なら怖くないので大丈夫かなって思ってたんですが
怖そうだったのでちょっと緊張してたんですけれども
結果からいうと全く怖くねええええええ。
写真現像のシーンと、ベッドの下から弟を見てるアングルがちょっと怖かったくらいかな。

霊的な意図で建てられた建築とか、ウロボロス（しっぽ噛んでるヘビ）とかオイシイネタは満載なのに画面が暗すぎて、おいしいところが見えない。…物理的に見えない。
それだけじゃなくて暗すぎて怖くないというか…。
闇の効果的な配置を考えてああしたんだろうけど、確かに闇だけど闇すぎだろ！って感じでした。
映画館でみたら怖いのかもしれないな…まっくらで。
あのウロボロスの置物？どうなってるのかちゃんと見たかったのにな。

パパの秘密についてはなんとなくそうかなって思い始めてたのですが黒幕までは読めず。
エンディングも唐突で結局、えっそれでおわり？　もういいの？
って感じで残念。

監督はREC/レックの人なんですね。
ビデオカメラ撮影ってことで手ブレ酔いしそうなので見られませんが、なんとなく予告の雰囲気とかがこの作品にも近い気がします。

役者については、主人公のアンナ・パキンが可愛いです。
あとパパ役のイアン・グレンの神経質そうな顔立ちが結構好きなこともあって、やさしいパパと狂人の狭間な演技は楽しめました。