SSブログ

「バベル」 [ヒューマンドラマ]

ネタバレ注意ー。


救いがない。

もうとにかく、見ていて疲れ果ててしまった。
「頼むよ、やめてくれよ、それだけはしてくれるなー」
と思ったことを、ことごとくやらかしていく登場人物たち。

届かない祈り。
通じない言葉。
隔たった文化。

隔絶は、映画の中だけじゃなく
スクリーンと私たちの間にもある。
そいで多分、スクリーンの外の私たちの間にも。

拡散していく世界が収束していくエンディングは
カタルシスをともなわず、なんだか切なさだけが残る。

秀逸なのはタイトルじゃなかろうか。
文字通り、多分「私たちは、いまだ、つながることができずにいる」のだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ホリディ(2006)「主人公は僕だった」 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。