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インビジブル(2000) [ホラー・オカルト]

原題:Hollow Man
監督 ポール・バーホーベン
出演 ケヴィン・ベーコン
エリザベス・シュー
ジョシュ・ブローリン

透明人間もの。
まず、視覚効果のすごい映画です。
透明人間になる過程というか、生物の皮膚、筋肉、血管、骨がだんだん消えたり現れたりするシーンがCGで描かれてます。
骨格標本みたいでちょっとえぐい、けど綺麗です。
しかも透明な人間が生活するときに出すちょっとした振動とかものにぶつかった感じとかを結構細かく表現していると思うので、透明人間ものの視覚効果としてはかなり面白いです。

ストーリーは、透明人間の人体実験を自分に行った、オレ様な天才科学者が元に戻れなくなって透明になったまま研究室に閉じ込められているうちに、研究室の人たちを皆殺しにして逃げたらいいじゃん!ってなってしまう話。
透明になったら女の裸見てやるぜ!ってあたり、中学生男子か!ってなりますけれども。
こういう映画にありがちな、サービスショット満載なわけですが、いかんせんこの透明人間男がかなりの下衆なので、殺したり犯したりやりたい放題で見てると陰鬱な気持ちになります。
…それでも見ちゃうのは、ケヴィン・ベーコンの怪演が強烈だからなんでしょうか。

透明人間的な視覚効果の面白さの前半と、閉じ込められた研究室で見えない敵と戦う恐怖という後半とで、うまく作ってると思います。
ただ、血まみれすぎるのが結構しんどいです。

透明人間が「姿が見えないと、道徳心も見えなくなる」みたいなことを言ってたんですが、これって「ブラインドネス」のときも似たようなこと思ったよなーと。
自分の姿が誰からも見えなくなることで自律を失うっていうのは、まあ簡単に思いつく話だと思うのですが、実際のところどうなのかなって気になるなーと思ってみた。
異常事態だからおかしくなるのか、見えなくなることでそんなに影響が出るものなのか。

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