SSブログ

アイアムレジェンド(2007) [怪物ホラー]

原題:I Am Legend
監督 フランシス・ローレンス
出演:ウィルスミス

ガンの特効薬が突然変異を起こして、人間をゾンビみたいなのに変えてしまった。
世界で最後に残された軍の科学者の主人公は人間をもとに戻す薬を開発するため、
怪物を捕まえては自宅の研究室で実験を続けている…。


今更、感想を書くまでもないようなメジャーどころなんですけれども(笑)

ゾンビ(正しくは、ダークシーカー)のボスみたいなのが非常にいけめんです。
途中で、あっオチわかっちゃった、って思ったのに違うオチだったので、あれ?って思ってたら、当初使われるはずだった別エンディングがあったようで、そっちが私の思ったオチでした。

本EDは「ゾンビに襲われたウィルスミスが死ぬ間際に血清をみつけて託したので、散り散りになって生き残っていた人類が助かる。そしてウィルスミスは人類を救った英雄として伝説になった…」というもの。
別EDは「ゾンビに襲われたウィルスミスは、ゾンビが襲ってきたのは自分が実験体として捕まえてきた女ゾンビを助けるためだったと気づいた。ゾンビの世界ではウィルスミスは仲間をさらっては殺していく伝説の悪魔だった…」というもの。

ダークシーカーのボスが単なる怪物にしては妙に表情があったので、別EDのほうがしっくりくるし、こっちのほうが感動的なんですけれども何で変えちゃったかな。

アメリカって結構保守的だからなあ。強くて正義で人類のためにがんばってると思われた主人公(=世界におけるアメリカ合衆国)が、実はゾンビ(=大国ではないためにアメリカの犠牲になった国)にとっての悪だった、ゾンビ(=アメリカの定義した悪)は意外といいやつらだった、みたいな善悪の転換を受け入れられないのかもしれない……とか真面目ぶって思ってみたけれど、単純に原作のオチと一緒だから、オチ変えたほうが面白いだろうっていう判断だったのかもしれない(笑)
ただ、アメリカを支えるイデオロギーがヒロイズムや勧善懲悪なのは周知の事実だと思うので、もしかしたら原作(もしくはこの映画の監督)は、そういうアメリカを皮肉って作品をつくったのかも知れないなと思いました。
…て、もうみんな書いてると思うけど(笑)

原作は同名のSF小説ですが読んだことないです。
結構おもしろかったので読んでみてもいいかな。

主人公の飼ってるいぬが賢くてとても可愛いんですけど、
いぬが傷つくシーンがだめなひとは、見ないほうがいいと思います。
…そうか、別エンディングのバージョンだと、ゾンビになる前に…って犬を殺してあげたのも残酷なことになっちゃってるんだな。
ゾンビの犬になったらゾンビとして幸せに暮らせたかも知れなかったのに。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:LivlyIsland

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。