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キル・ビル(2003,2004) [アクション・バトル]

原題:Kill Bill: Vol.1 / Kill Bill: Vol.2
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン

あらすじ
殺し屋をやっていた主人公は妊娠を機に足を洗い、田舎町で一般人の男性と結婚しようとしていた。
そこへかつての仲間たちが現れ、結婚式を襲撃し、皆殺しにされてしまう。
辛うじて生き残った主人公は、お腹の中にいた子どもや夫やその家族の復讐のため、かつての仲間たちを探し出す。


映画館で1だけみて、バトルの多さに疲れ果てたので2は初見。

2本続けて、トンデモ日本の出てくる映画にしてみました。
しかしキルビルのほうは、ちゃんと日本を日本人役に使っているし、ルーシー・リューがヤクザ役で出てるけど、ちゃんと日本と中国とアメリカの多文化出身という設定にしています。
監督のタランティーノは日本映画(侍映画)とか日本のアニメとか大好きなはずなので、多分これはわざとやってますよね…て思いました。知りませんけど。
無意味に栗山千明が制服を着てる(確か英語のナレーションでも、この制服の少女は、みたいな説明があったはず)あたり、日本のオタク文化をわかってる感じがしました。制服+いかつい武器というのはとても日本アニメ的な気がしたので。

突っ込みどころはいっぱいあるのですが、青葉屋?のシーン(栗山千明のあと)でモノクロになるあたりで、ちょっとレトロっぽい、それこそ昔の時代劇っぽい加工というか、ちょっと色が白っぽくハレーション起こしたみたいになっているあたりに監督のこだわりが見えますね。

あとオーレン・イシイとの庭での対決シーンは、オーレンが履き物を脱ぐシーンも、脱いで足で後ろにやるのがなんだか色っぽい。これは出演していた千葉真一の案らしいです。

ストーリーとしてはひたすら殺し合いが続いて、最後に大ボスのビルのところにたどりついたら、死産したと思っていた娘がいて、ビルを倒して娘と暮らしましたというだけのことなのでさほど大きいことはないです。
タランティーノ絡みの映画は他に、ナチュラル・ボーン・キラーズしか見たことないんですが、あれも暴力まみれで見るのしんどかった記憶があるので、あまり私の趣味には合わないんだろうなと思います。
ルーシー・リューと栗山千明が出てなかったら多分見てなかったと思います……。
栗山千明は制服でモーニングスターみたいなのを振り回すという、冷静に考えるとちょっと笑っちゃうような感じですが、なぜかかっこいいです。
あとルーシーリューとユマが日本語で喋るシーンは、思ってたより悪くなかったと思います。

個人的には、ビルが語るスーパーマンの解釈が面白いなと思いました。
曰く、「バットマンやスパイダーマンはコスチュームを着ることで人間からヒーローとしての別人格になるけれど、スーパーマンは元々がヒーローで、クラークケントの姿こそがコスチュームである。更に言うなら、弱く自信がないクラークケントの姿は、人類に擬態しようとしたスーパーマンの人類に対する評価に他ならない」というもの。
思わず、確かに!って声に出してしまいました。


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