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悪霊喰(2003) [ホラー・オカルト]

原題 The Order(独題:The Sin Eater)
監督・l脚本 ブライアン・ヘルゲランド
出演者ヒース・レジャー / シャニン・ソサモン / ベンノ・フユルマン

あらすじ
司祭のアレックスは師匠のドミニクがローマで自殺したと知らされ、現地へ飛ぶ。
ドミニクの住居には何かの儀式をした痕跡が残っており、ドミニクの死は単なる自殺ではなさそうだった。
アレックスを慕う女性マーラと、司祭仲間のトーマスと共に真相を調べるうち、アレックスはシン・イーター(罪を食う者)の存在を知る。


ヒース・レジャーが見たかったのと、キリスト教系オカルト大好きなので見ました。
悪霊の顔のデザインがすごく好きです、なんというか歪んで引き裂かれたみたいな顔の。
一時停止して見たいけど、醜さと美しさの同居が一瞬うつるから良いのかもしれないな、と思って一時停止はしていません(笑)
特に、子どもの悪霊のシーンが怖くて美しくて良かったです。

ヒースは、このあいだダークナイト見直したところだったので、素顔で見たかったのですが、可愛い顔してますね。
キャラクター的にもとても可愛かったです。
最初みたとき司祭に言い寄る女性の名がマーラ(シャニン・ソサモン)だったので、悪への誘惑的の象徴??って咄嗟に思いこんでいたら、それは仏教で出てくる誘惑の悪魔の名だったという(笑)
なので、別に彼女の名前と立場の関係はないと思いますが、結果としてアレックスの司祭としての立場(禁欲の誓いとか)を危うくしているあたり、マーラという名は偶然なのか計算なのかわからないですが絶妙だと思います。

シン・イーターのイーデン(ベンノ・フユルマン)は、不気味さと凜とした美しさと、人を惑わす悪徳のような、善のような、不思議な雰囲気が出ていました。なんというか、瞳の底が暗い感じ。

映画全体の雰囲気としては、光がとても美しい。
トーマスが病室でアレックスを説得するシーンなんかは、計算されてるのか偶然なのかもよくわからない自然な光の差し込みが、緊迫感を出していました。
あまりに無造作なので偶然かとも思ったのですが、そういえばドミニクの住居は、彼が電気が嫌いだったみたいな理由で蝋燭とかランプを多用してたので、あれ全部計算なんだろうな。

そしてアレックスが初めての罪食いをするシーンの美しさ。
埃なのか何なのかよくわからないものが舞っているなかで、罪をうつした聖体を、血のついた指でゆっくりとくちに運ぶシーンは官能的ですらありました。

ストーリー自体はありがちなオカルトサスペンス的な感じで、見終わった後に特別、おもしろかった~ってなる感じではないのですが、画面はとにかく美しかった。
アメリカとドイツの合作映画らしいので、ヨーロッパ的なセンスなのかなこれは。


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